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七つの家(総集編)

こんにちわんこそば(´-ω-`)ノ


ゴメンナサイ・・・

1日で4日分の記事を作るのは流石に無理でした(-ω-;)

ということで、今回は↑のタイトル通り、七つの家(前編)・(中編)・(後編)・(完結編)part1&2を全てまとめた総集編、ということで許してください(-ι_- )

それと29日か30日に帰れるっぽいので、更新は一応ストップしないつもりです。。。ρ(-ω- )



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(前編)・(中編)・(後編)・(完結編)毎に区切りを付けてあるので、読んでくれる方はその区切り毎に休憩しながら読んだ方がイイかもしれません(-ω-;)

本当長いですからね・・・。


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七つの家


私には中学の時からずっと仲が良いグループがありました。

男6人女2人のグループなんですが、高校はほとんどバラバラになった
けれど、時々集まっては遊んだりしてたんです。



そのグループで去年の夏休みに肝試しをしよう、という話になりまして8月の始めに夜10時頃私の家に集まって肝試しをしたんです。

最初に訪れたのは以前、記事に書いた近所の山でした。

内容は2人1組になり、山のお墓がある場所まで行って戻ってくるだけというもので、しかもその時は階段で山を登って行ったので、心霊的な現象は最後まで何も起きませんでした。


期待していた心霊的な現象は何も起きず、何か物足りない…


このままでは面白くなくて終われない…





という事で、いつのまにか山口県でも有名な「七つの家」に行かないかという話になりました。

地元でもあそこだけは行ってはいけない、と恐れられている心霊スポットで、昔「USO」という全国放送のTV番組でも扱われた場所なのです。
※詳しく知りたい方は検索エンジンで「七つの家」で検索してみて下さい




本当にヤバい場所、行かない方がイイ場所、とみんな知っていたのですが、私の家から2~3kmとそう遠くなく私も1度は行きたかった場所だったので、結局みんなで行くことになりました。

場所は私たちが住んでいる市と町の境にあり(現在はその市と町が合併)、すこし急な傾斜の道路の途中に「七つの家」に入っていく小道があります。

そしてその小道を進んでいくと、七つの家、つまり七件の家が建っているのです。(現在は2件焼けて5件しか残っていない)

USOではその小道の前の道路で怪しい人影を見たとか、竹藪に囲まれた家の二階にテレビがあってそこに何か映る、とか放送されてました。





父、というか地元の人に伝えられているのを説明すると、最初は七件の家、それぞれに人が住んでいたのですが、ある一軒で不可解な自殺をした人がいたのです。

その後、残りの六件の家に住んでいた人達はその自殺した家の近くということで気味悪がって引っ越していきました。

それ以降、七つの家は族のたまり場となりましたが、いつしか使われなくなり放置され現在に至る、ということです。






で、早速全員で現地にチャリで向かい、23時頃を過ぎた頃に現地の小道前の場所に到着。


私たちは小道に入るところにチャリを停めて、じゃあ入ろうかとなった時、突然女の子の一人が泣き出しました。

彼女の話によれば人魂、というか丸い光が飛んでいるのが見えたとかで、


一同「工エエェェ乂´д`;)」ェェエエ工」


そして泣き出したYちゃんと同様、元々あまり行く気がなかったNちゃんが、


Nちゃん「やっぱ行かん方がええんやないん??」


と言って、少しの間その場に沈黙が…


実はこのとき私も彼女の意見にかなり賛成でした。



しかしテンションが高いS君は


S君「ここまで来たんやけぇ、行こうやぁ」


と沈黙を破って発言し、他の男友達も行こう行こうと言い出し、空気的に行こうと言わなければならない空気になり、私もしかたなく「行こうやぁ」と言ってました。


しかし人魂?を見たYちゃんは、泣きながら断固として行こうとせずにNちゃんも動く気配がない。


男が行こうやぁ、女の子が行かん、のやり取りでしばらく時間が流れました。





そのやり取りで5分くらい過ぎたとき、なんとパトカーが道路沿いにこちらに向かってきました。


そのパトカーはだんだんスピードを落とし、ゆっくりと私たちの前で止まりました。


私は「やべぇ、補導されるかも」


と心の中で焦りましたが、警察官は窓を開けて


「もう遅いんじゃけぇ早く家に帰りなさいよ~」


と注意だけしてきました。


一同「は~い。」


素直な返事を聞いて安心したのか、補導するのが面倒くさかったのか知りませんが、すぐにパトカーは去っていきました。

こういうときは人間とても素直になりますね。





パトカーが去った後も男が行こう、女の子が行かんのやり取りでしばらく時間が流れ、


私は「これは行かんでええかも」


と心の中で喜んでいましたが、ずっとやり取りを聞いていた頼れるM君が


M君「じゃあ男子だけで行こうかぁ」


と言いだし、私は「マヂでぇえええぇ(´□`|||)」と心の中で叫びました。


こういう心霊スポットでは人数が少ないほど危険、という勝手な法則が私の頭に浮かび、なんとか女の子について来てもらって人数を増やそうと思いましたが、何も思いつかず焦りました。(←情けない)


空気的にも男だけで行くか、という風になりましたが


そこで、


S君「ここにおったら危ないやろ、一緒に行った方がええっちゃ。またパトカーきたら今度こそ補導されるかもしれんし」


と、とてもナイスな発言。

その意見には彼女達は納得し、渋々行くことを決めたみたいで、私も一安心。


そして結局全員で小道を進んで行くことになりました。


~前編終わり~


七つの家へと通じている細い小道の横幅は、1.5mくらいで人が2人並んでやっと通れるくらいの狭さで、私たちは一列渋滞でその小道を進んで行くことにしました。


とりあえず並びは、

後 ♂M ♂K ♂S ♀N ♀Y ♂O ♂私 ♂A 前

こんな感じで進むことになりました。


持ってきた懐中電灯は2個しかなく、1番前のA君、後ろのM君が所持して道を照らしていましたが、それでも自分達の周り以外は真っ暗でした。


小道の周りは完全に木々に覆われていてまるで森の中の様。


風は吹いていないのに、何度も木の枝が揺れて


「ガサガサ」


と葉と葉が擦れ合う音が両サイドから聞こえてきました。


地面はコンクリートで整備されていて歩きやすいのですが、奥に行くに連れて大きな木が倒れていたりして、非常に進みにくかったです。


奥に進む途中にYちゃんは人魂を何度も見たらしく


Yちゃん「あそこなんか光った…」


Yちゃん「あっ…あそこにも…」


と人魂いるよ発言連発(-ι_- )


私はその人魂を見てしまうかも、という思いで怖いのと、地面に木があることが多いのでなるべく足元を見るようにして歩いていたので、人魂らしきモノは見ていません。


そして小道の入り口から100mほど進んだところで、


Yちゃん「もうダメ…無理…」


と、また泣きながらYちゃんダウン…


Nちゃんも泣いてはいませんが、かなり帰りたがっている様子でした。


S君「せっかくここまで来たんやし、もうすこしで七つの家じゃん」


と、S君はみんなで行けば怖くない、と説得しようとしましたが人魂を何度も見たらしいし、何より女の子なのでS君の説得虚しくラフメイカーのO君を連れて女の子は引き返すことにしました。


O君は入り口に女の子を送り届けたら戻ってくるはずだったので、私たちは分かれた場所で待機していたのですが、5分くらい待っていても全然戻る気配がなく、


S君「O何しよるん( ゚д゚)??」


とS君キレ気味でした。


私もこのままでは5人で七つの家に行くことになるのか、と思うとO君には早く帰ってきて欲しかったのですが…


そこでS君が電話してみると(私たちがいた小道電波ありました)、女の子だけ置いて行けないし、怖くて一人でそこまで進めない、と言うので、


K君とM君は、


K君「もうO置いて行こうや~」


M君「そうやね~」


と、言い出し始め空気的にも行きたくない、と言えないので、私たちは結局残された男5人で奥に進むことになりました。


進んでいくと道は更に倒れている木々・上から垂れている枝が多くなり、それらが邪魔で進みにくくなりましたが、私たちはゆっくりと奥へと進みました。


O君と別れた場所から更に約100m進んだところで道が開け、ついに家が何軒か見えました。


道が開けた場所から視界に入る家は3軒ほどで、右側に1軒、左側に2軒並んで建っていました。


ソレは一言で言えば廃墟で怖くも何ともない感じなんですが、そこらへんにあるオバケ屋敷よりもずっとリアルで、なんか空気というか雰囲気が怖かったです。


そこからS君も私同様、だんだんビビリ出し始め、更に奥に進もうとするM君に、


S君「まだ奥に進むん~?」


とか文句を言い出し始めました。


まぁ私は見栄っ張りなので、素直に言わずに心の中で文句ばかり言ってましたが(○-ω-)(-ω-○)ネー


道は小道と同じコンクリートで狭さも同じくらいでしたが、それ以外の場所は背丈の大きい草(50cm~1m)で覆われていて道はそれ1本だけでした。


私たちは道なりに家の数を確認しながら、ゆっくりと更に奥進んで行きました。


進んでいくと更にもう1軒あり、ずっと続いていた道もそこで終わっていました。


4軒目の家が建っている場所から周りを見回しましたが、もう1軒あるはずの家が見えないので、


私「もう1軒あるはずなんやけど…」


A君「そうなんよね~」


M君「探そうや~」


という事で、5人で辺りを詮索しているとA君が派手に落書きされた廃車を発見。


族の貯まり場になっていたのは本当だったのか…と改めて納得しました。


後で後悔することも知らずにA君はその車の写メを何枚撮っていました。


その車の近くでM君がなんと更に奥に進む道を発見。


そして恐る恐るまたみんなで進むことに…


~中編終わり~


落書きされた車の近くにあった道を進むと、そこには最後の家が建っていました。


それはUSOで放送されていた竹藪に囲まれた家なのかわかりませんが、家の周りは木に囲まれていて1番気味が悪い家でした。


そこでM君はその家に近づきながら、


M君「中に入ろうや~」


と言い出し、


遠めで見ていた私とS君は、


私・S君「それはやめちょった方がええっちゃ」


と制止しましたが、A君とK君はM君と一緒に中に入っていきました。


ここは入ってはいけない、というオーラがその家には漂っていて、怖くて近づきもしなかった私とS君は置いていかれました。


しかし怖いけど中を見ていたい、という好奇心と二人でいると更に怖いので結局S君と一緒に家の中に入ることにしました。


家の床は完全に剥がれていて、バスタブや台所もボロボロ。


テレビがあると噂されている2階へと続く階段も壊れていて、何か土台がないと登れない状態でした。


K君「何もないやん…」


A君「そうやね…」


M君「何も起こらんし、期待はずれや…」


3人共、何か心霊現象が起こることを期待してたのか、家の中で特に変わったことが起きなかったのでがっかりしたみたいでした。


なので少し中を見て回った後に私たちは引き返すことにしました。


その時、家の中から、


「バキッ」


と木が割れるような音が鳴りました。


私・S君「ちょ…工エエェェ乂´д`;)」ェェエエ工」


帰ろうと小道の方を向いていた私たちは急いで振り返り、


私「ちょい…今の何の音なんっΣ(゚Д゚)!?」


A君は笑いながら、


A君「今のMがなんかの木材を投げたんよ。」


A君の話によると、M君がふざけて家の中にあった木片を投げた音だった。


S君「お前、そんなこと※よーやるね…」※よくそんなことするね


私「そうっちゃ…呪われるかもよ?」


M君「そんなんないっちゃ ケラケラ(´゚∀゚`*)ケラケラ(*´゚∀゚`)ケラケラ」


M君も家から出て、5人全員が家から出て小道を引き返そうとした時、また家の中から


「バキッ」


と、さっきよりも大きい音の木片が割れるような音がしました。


私同様、他のみんなもまたM君がふざけて木片を投げたのかと思いましたが、


M君「ちょい…今の何なん??」


S君「え…今のMがやったんやないん??」


M君「いや違うし…」


A君「Mは俺の隣におったけど、今のはしてないヨ??」


最後尾で隣にいたA君はM君ではない、と言いました。


私「じゃぁ、今のは誰がやったん(;゚д゚)??」


M君「さぁ( ´゚д゚`)??」


するとまた家の中から、


「バキッ…バキッ」


と、今度は連続して木片が割れるような音が聞こえてきました…


S君「これヤバいんやないん(-ω-;)??」


私「ヤバいネ(-ι_- )」


K君「Mがあんなことするから…」


M君「俺の所為なん( ´゚д゚`)??」


A君「コレはヤバいでしょ…」


そうして話している間にも、木片が割れる音に加えて、どこからかガラスが割れたような音も聞こえてきました。


K君「とりあえず、落ち着いて帰ろうやぁ…」


私「そうやね…」


S君「マヂかよ…」


私たちは来た時と同じく1列に並び、帰りの細い小道を進んでいくことしました。


風は吹いてないのに木の葉が擦れて、


「ガサガサ」


という音が四方から聞こえてきて、夏の夜でもある程度暑いはずなのに、気温も寒いくらいの感じでした。


私たちは最後の家から離れ、見通しの良い3軒の家が見える場所まで戻ってきて、最後の家から鳴る音も聞こえなくなり、私たちは少し一安心しましたが、今度は3軒の中の1軒の家から


「ドンッ」


と明らかに自然の音ではなく、誰かが壁を拳で殴ったような音が聞こえてきて、私達の恐怖心は一気に高くなりました。


そして今度は、


「ガラッ」


と、誰かが窓を開くような音が聞こえてきました。


当然、私たちの誰かが窓を開ける訳ないし、その音にまた私たちの恐怖心が一層高くなり、限界ギりギリまで上がってしまい、私はコレは絶対に見てはいけない、と本能的に察知して前だけ向いていましたのですが、私の前にいたS君は音が鳴った方を見てしまいました。


ソレを見た瞬間S君の顔は青ざめ、いきなり小道を全力で走り出し、それで私たちもついに我慢できなくなり、一斉に小道を急いで走り始めました。


私は最後尾にいるM君の前を走っていたのですが、A君の後ろから足音が聞こえてきて、いないはずのもう一人が追いかけて来ているのを感じたのです。


それでも私たちは必死で走り、なんとか小道を抜けて女の子とO君が待っている道路に帰って来れました。


道路にたどり着いた時、後ろから追いかけて来ていた足音はいつの間にか消えていました。


息を整えた後、後ろにいたA君にその事を確かめてみると、A君もその足音を感じていたらしく、私たちはなおさら怖くなりました。


走って小道を抜けて来た私たちに女の子二人とO君は驚いた様子でした。


O君「どうしたん??」


M君「それがさ~」


Nちゃん「ちょぃ待って…Sは??」


私「あれ?そういえばおらんね…」


A君「Sは先に帰って来ちょるはずよ??」


Nちゃん「え…でも帰ってきてないよ??」


私・A・M・K「工エエェェ乂´д`;)」ェェエエ工」


なんと先に帰ってきているはずのS君の姿は、どこにもありませんでした。


~後編終わり~


私たちはS君がどこにもいないことに気が付いた。


確かに最初にS君が逃げたのに、S君がいない・・・。


そのことに気付き、すぐに私たちはS君の名前を呼びながら辺りを軽く探索したが、S君の姿はどこにもなかった。


Nちゃん「てかさぁ、七つの家で何があったん??」


Yちゃん、O君も知りたがっていた。


なので私たちは、七つの家で何があったか簡単に説明し出した。


小道を進んだ先に七つの家があったこと・・・

最後の家を発見したこと・・・

最後の家での不可解な現象・・・

そしてS君が逃げ出したことを・・・


とりあえずどういう状況に私たちが置かれていたのかをNちゃん、Yちゃん、O君は理解した。


そしてしばらく私たちに沈黙が流れた。


みんな考えていたんだと思う。


S君を探す手段を。


もちろん私も考えていた。


みんなも同じようなことを考えていたらしく、


A君「とりあえずSの携帯に電話してみるのはどうかねぇ??」


M君「そうやねぇ。」


A君「じゃぁとりあえずかけてみるわ・・・。」


A君は自分の携帯をポケットから取り出し、徐に電話をかけだした。


深夜の静かな山道に


「プルルル・・・プルルル・・・」


と電話で呼び出している音がわずかに聞こえて来る。


Yちゃん「でんのん??」


A君「・・・」


A君は厳しい表情のまま頷いた。


そしてまたしばらくの沈黙の後に、


A君「ダメや・・・出ん・・・。」


その間、K君はS君にメールを打って送っていたみたいだった。


みんなでまたそのメールの返事が返ってくるのを待った。


が、やはりS君からメールは帰ってこなかった。


とりあえず私たちはこれからどうするのか話し合った。


Nちゃん「親呼んで一緒に探してもらわん?もうしょうがないじゃん??」


私「うちとNの親ならここから家近いから呼びやすいし、そうする??」


M「いや・・・それはなんかNと保健室の親に悪いじゃん・・・」


私「じゃぁどうしようか・・・」


M君「またこの辺りを探してみる、か・・・七つの家に戻る、か・・・」


私「まぁ確かにこういう展開なら、Sが七つの家におるのが、ホラー映画とか怪談話のセオリーやけど・・・流石におらんやろ??」


M「まぁねぇ・・・」


O君「そうやったとしても、行きたくないっちゃ・・・七つの家に・・・。」


私「そうやね・・・もう行きたくないわ・・・」


K君「でも、もう探すとしたら七つの家しかないやろ??」


O君「そうやけど、行きたくないやろ??」


K君「まぁちょっとね・・・でもしょうがないやん??」


私「MとAはどうなん??」


M君「俺もまぁ行けるよ??」


A君「俺も。」


私「マヂか・・・。」


Yちゃん「よぅ行けるね・・・うちなんかこの辺でさえ無理なのに・・・」


とりあえず最初に行ったメンバー(保健室、A、M、K)でまた七つの家に続く小道を進みながらS君を探すことにした。


M君「じゃぁ行ってくるわぁ。」


Nちゃん「気をつけぇよ??」


A君「うん・・・。」


じゃぁ行くか~となった瞬間、どこからか着うたが流れてきた。


どうやら鳴ったのはK君の携帯だった。


K君は携帯の画面を見て驚いた。


K君「ちょ、Sからメールかえってきたんやけど・・・」


みんな「工エェ工エェ(´Д`)ェエ工ェエ工」


K君「え・・・でも、コレ・・・。」


Nちゃん「Sはなんて??」


K君「・・・。」


K君は黙って携帯をNちゃんに渡した。


携帯をもったNちゃんのところにみんな集まり、携帯の画面を見た。


携帯にはS君からのメールの内容が表示されていて、メールの文章は、


「戻ってきて」


それだけだった。


M君「戻ってきて・・・?」


S君はふざけているのか、それともマヂでヤバいのか、どちらかの状況に置かれているのは明らかだった。


しかしコレはふざけているのなら冗談じゃない、とみんな思った。


とりあえずまたS君は電話をかけようとするが、先ほど電話をかけた場所を同じ場所なのに、電波の状況が悪く、今度は繋がりもしなかった。


みんなそれぞれの携帯を見てみると、なぜか圏外になっていて、S君との連絡は全く取れない状況だった。


七つの家がある場所では更に電波の状況が悪いはずなのに、S君はメールを送ってきた。いやS君の携帯からメールが送られてきた、それを考えてみると、


戻ってきて


その意味は何を意味しているのかみんな理解した。


私たち4人は七つの家に繋がる小道を進みだした。



狭い小道を4人で1列に並び歩いていく。


小道の前の山道に来てすぐに気付いていたことだが、ここは"寒い"と感じる。


夜といえど季節は夏だ。


常識的に考えて寒いわけがない。


だが寒いのだ。


その寒さが小道を進むたびに増している気がしていた。


しかも小道の前の山道の辺りから小道の入り口にかけて"だけ"寒く、ポロシャツを着ていた私は上着が欲しくなった。


てか、欲しいのは上着なんかではなく、本当帰らせて欲しかった。


"ここは危険だ"

"ここにいてはいけない"


第六感・・・というべきか、そんなものを感じていたからね・・・。


携帯の待ち受けを見ると、もう午前1時を回っている・・・。


もうすぐ2時だ・・・。


最初に小道を進んだ時に鳴いていた虫と蛙の鳴き声は全く聞こえなくなっていて、時々風で木の葉が擦れる音、風の音、自分達の足音しか聞こえない。


小道を走って逃げたとき、確かに感じた"追って来たモノ"・・・。


ソレがまた来ないかと、内心ビクビクしながらひたすら足を動かした。


そして着いた。


また来てしまった・・・。


七つの家に・・・。


写メに写っていた家はすぐに発見できた。


逃げるときに窓が開いた家だ・・・。


私はなるべく下を見て、2階にある"その窓"を見ないようにした。


そのとき、


A君「あ、Sや!」


A君は窓の方を見ながら、そう言った。


私、K、M「え!?」


私たちは慌てて空いている窓を見たが、そこにはただ真っ暗な空間しか見えなかった。


K君「おらんやん・・・。」


A君「いや、ほんまにおったけぇ;窓の所でこっち見ながら立っちょったんよ。」


M君「お~ぃ、S~、ふざけんで早ぅ出て来いっちゃ!」


M君は叫んでS君を呼んだが、返事はなかった。


K君「おぃS!置いて帰るよ!」


またしても返事はなかった。


M君「あぁ・・・もうしょうがない・・・中に入ろうやぁ・・・。」


私たちはここにはS君がいる、とすっかり安心して油断していた・・・。


中に入ると、先ほど入った最後の家よりは崩壊が進んでなく、床もちゃんとあった。


私たちは懐中電灯で辺りを探し、2階へ続く階段を見つけた。


M君「おぃS!いい加減にしろって!」


やはり返事はなし・・・。


だが2階で


ゴトッ

トントントントン・・・


と重いものが転がるような音と、誰かが歩いているような足音が聞こえた。


私たちはSは2階にいるな、と確信していた。


そこでMを先頭に2階に上がると、そこは何もない8畳ほどの広さの部屋だった。


家具と呼べるものは何もなく、木片や角材が少ない数だが散乱していた。


何故かSの姿はどこにもなかった。


とりあえずまた、


M君「おぃS!どこにおるん??」


返事無し・・・。


私「さっさと探して帰ろうやぁ・・・」


A君「そうそう・・・」


と話していた、そのとき、


ガラッ・・・バンッ


窓が勢いよく閉まった。


私・A・M・K「・・・え?」


そして


パン、パン、パン・・・。」


と何か、手で木の壁を平手で叩いたような音が連続して聞こえてきた。


ふと壁を見ると、そこにいくつもの黒い手形があった。


誰も恐怖で声が出なかった。そして


パン、パン、パン


と、またあの音が聞こえ、その音にしたがって、どんどん手形が増えていく・・・。


「ここはマヂでヤバい」


みんなそう思った。


こういう場合、体は動かない場合が多いのかもしれないが、私たちは一目散に階段を駆け下り、家を出た。


そして小道に入ろうと走っていたそのとき、


ガラッ


さっき逃げるときに聞いた窓が開く音、


ソレがまたあの家から聞こえてきた。


私は反射的に振り向いてしまった。


振り向いた瞬間思った。


「しまった・・・!」


と・・・。


私の目に映ったのは、窓際に立ち、こちらを見ながら寂しそうに手を振っているSの姿だった。


その直後、また窓は閉まった。


私は走りながらみんなに言った。


私「今、窓際にSがおった!」


M君「バカ・・・!とりあえず逃げんにゃいけんやろ!」


今度は走るのに必死で、後ろから追いかけてくるモノを感じなかった。


そしてなんとか小道の入り口に帰ってくることができた。


みんな「ハアハア」と息を切らしている・・・。


Nちゃん「ねぇ・・・Sは??」


「・・・」


沈黙が流れた。


O君「七つの家にもおらんかったん??」


A君「おったけど・・・。」


とりあえずまた何が起こったのか、Nちゃん、Yちゃん、O君に話した。


Nちゃん「Sがおったかもしれんのに逃げてきたん!?」


M君「そうやけど・・・。でもあっこマヂヤバいって!」


Yちゃん「Sはどうするん??」


「・・・」




どうしようかと話始めたとき、Nちゃんの携帯にメールが来た。


Nちゃんは画面を見て、メールを確認した瞬間、顔が青ざめた。


みんなでNちゃんのところに集まって画面を見てみると、なんとSからのメールが帰ってきた。


そしてメールの内容は、


こう一言・・・。


もう戻れない


だった。


-----------------------------------------------------------------

最初から最後まで読んだ方・・・。

(〃´∀`)ノ≪*。o゚ォッヵレサマ゚o。*≫ヽ(´∪`〃)

って・・・

読んだ人いるのかな(´-ω-`)?




七つの家(AnotherDay)もなるべく早く、尚且つおもしろい記事に仕上げて発表しますので・・・。

まぁでも本当はメイポネタが色々溜まってるんですが、今は七つの家を主に、頑張っていきます(´-ω-`)ノ

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by 保健室  at 19:29 |  七つの家シリーズ |  comment (0)  |  trackback (0)  |  page top ↑
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保健室

Author:保健室
①MMORPGメイプルストーリー
楓サーバー、主に17chに生息中。

②人見知りなので見つけても
そっとしておいてあげて下さい( ´-ω-`)

③F3LOVEです、私のキー設定にはF3以外存在しません( ゚Д゚)
…ウソです。

所有キャラ

Lv101-プリースト
友のサポート・グルクエ・ギルクエ・ボス戦以外では一切活動しないメインキャラ…



Lv104-ハーミット
ギルド緊急回避に所属中
ルイネルフェチ(*´д`)ハアハア



Lv73-マスターシーフ
下町在住、24時間に1度豆腐を回収するため出現。



Lv100-クルセイダー
ソロ活動オンリー
現在は露店キャラに…



Lv90-ドラゴンナイト
ソロオンリーのDK…
現在SDTのみ活動中のはず…



Lv123-クロスボスマスター
目指せソロビシャス攻略。



Lv31-ウィザード<氷・雷>
とりあえず火魔育成終わるまで倉庫キャラ



Lv81-メイジ<火・毒>
育成中の火魔。
火弱点の敵とカキ氷が大好物。

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